2011年3月11日、東北を襲った大震災をきっかけに、2011年11月、初めて気仙沼市を訪れました。
甚大な被災状況に言葉を失いながらも、気仙沼市という海と山に抱かれた美しい街と、復興へと向かう人々の力強い姿には、大きな感銘を受けました。
そして、半造レストハウスという本当にユニークな遊び場との出会いによって、このパーティを始めようと、勢いだけで決意しました。
どんな形であれ、足を運ぶことで、ほんの僅かであっても復興支援の一助になればと僕たちは願っています。
東京に暮らしていると、被災地の現状や復興に関するニュースは確実に減ってきています。だからこそ、どれだけの情報を見るよりも、実際に現地を訪れることで、知ること、感じられることも多いと思います。
言葉を失うような景色、復興へと向かっている人々の姿、どの街にでもあるような日々の風景、素晴らしい自然、一面的な情報では知ることができない、様々な景色があり、訪れるたびに、街は少しずつ確実に変化していきます。
気仙沼が311に被災し、今も復興へと歩みを進めている街であることを忘れてはいけませんが、「被災地へ行く」という感覚だけでなく、「気仙沼へ遊びに行く、楽しみに行く」という感覚もまたとても大事だと僕たちは考えています。
何よりも、僕自身が、気仙沼へ遊びに行きたくて、半造レストハウスでパーティをやりたくて、このパーティをやっています。
大きな楽しみとともに、気仙沼を訪れ、パーティをしたいのです。
Just In Timeは、震災以降の様々な出会いと幾つもの偶然が重なり、多くの方のご協力のおかげで、僕が考えていたよりも遥かに広がりのあるパーティになりました。
実際に、311がなければ、出会うことがなかったであろう人々が本当にたくさんいますし、気仙沼と半造レストハウスを訪れてもいなかったでしょう。
会場となる半造レストハウスは、唐桑半島の国立陸中海岸公園の脇にあります。
いわゆる道の駅のようなお店だったところを改造し、ライヴやパーティができるように改造した場所です。
周囲には民家もなく、すぐ脇には太平洋と松林。
夜には、天気がよければ、驚くような星空も広がります。
音とお酒に加え、BBQをはじめとしたフード、花火、疲れたら雑魚寝スペースまで。
他にはない魅力がある、とても自由な空間。半造レストハウスでしかできない遊びがあるのです。
太平洋に夕日が沈む頃から、音が鳴り始め、乾杯を交わし、BBQを焼き始め、パーティが始まります。
このパーティ&バスツアーには、全てのパーティや旅と同じように、新たな出会いやきっかけが、きっとあります。
気仙沼、半造レストハウスでしかできない、最高のパーティをご用意してお待ちしています。
気仙沼、東北、東京、どこからでも、遊びに来て頂ければ嬉しいです。
Just In Time
佐々木健治
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