September 12, 2014
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※土曜日は読む人が激減することが判明したので、個人的な話を。

たまに休日に妻が実家に帰ることがあって、そうなると僕の生活って本当にダメダメになっちゃうんです。

まず僕は全く料理が出来ないので(何度もトライしたのですがすごく不味い)、近所のコンビニのお弁当とか定食屋で食べることになるのですが、妻がいないとお昼からビールとか飲んじゃってグダグダになるんです。

さらに僕は趣味が「読書」と「音楽鑑賞」しかなくて、本屋とレコード屋をまわって、それをたくさん抱えて帰ってきて、ワインを飲みながらそれらを読んだり聞いたりしながらあっと言う間に休日が終わるんです。

たぶん独身だったらずっとこのパターンの繰り返しなんです。

でも、そういう男性って未婚既婚に関わらず、たくさんいますよね。

本当は海外旅行に行ったり、話題になっている演劇や落語とか体験したりしてみたいのですが、凝り固まってしまって新しい行動が出来ないんです。

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でも、ほとんどの休日はもちろん妻は家にいて、僕が朝起きて犬と遊んでいると「今日は日本民藝館に濱田庄司展を見に行くよ」とか「今は上野の不忍池の蓮の花が見頃だから行くよ」とか勝手に予定を決めてくれているわけなんです。

そして、その妻が選ぶほとんどの「イベント」が僕が普段、全く興味がないものなんです。

僕は美術とか焼き物とか植物とか庭園とか全く興味がないのですが、行くとやっぱりすごくたくさんの発見があるんですよね。

やっぱり中国の皇帝がつくらせた白磁とか鬼気迫る美しさがあったりとか、日本の江戸時代の絵師の技術の高さに感動したりとか、何かと必ず新しい発見があって、僕の堅い頭がグニャリと解きほぐされる感覚が快感なんです。

ちょっと前の日曜日も妻が「今日は銀座に『マダム・イン・ニュー・ヨーク』っていう映画を見に行くよ」と言ったのですが、その日は大雨だってわかってたし、「今日は家でゆっくりしよう」と僕は主張したのですが、当然、「休日の過ごし方の選択権」は僕にはなく、大雨の中、銀座まで見に行ったんですね。

そしたらこの映画がもう涙ボロボロで、「言葉とコミュニケーション」という僕が常日頃考えているテーマを見事に描いている名作だったんです。

で、まあ、「いやあ、大雨の中、わざわざ見に来て良かったよ」と赤い目をしながら、銀座のワインバルで妻に伝えると、「まあ絶対にそう言うと思ってたけどね」と妻は言うわけです。

多くの男性が「凝り固まった一つの生活パターン」や「決まった一つの交友関係」だけで暮らしていると思います。

それだけで満足するのも「アリ」だとは思うのですが、うちの妻のように「無理矢理にでも」違う世界を見せるのも「アリ」だと思います。

ちなみに妻は必ず「それで気づいたことを原稿にして、お金にするように」と言いますが…

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bar bossa (via nowonsalesjapan)

よいかんけい

(via kirikuzudo)

(via motomocomo)

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