劇場版アイマスに登場した風景のうち、いくつかが比較的近所(横浜市内、一部川崎市内)であることがわかったので、ふらりと撮影してきた。当然ながらネタバレ要素もあるので閲覧にはご注意いただきたい。
本記事の履歴だが、1.26に最初の一群の写真を撮影し(晴れの写真たち)、3.1に追加撮影を行ったもの(曇りの写真たち)を記事中に追加した。また、文章は3.1に大幅にリライトを加えている。
–盛大なネタバレが、はじまりますよ–
■1:シーン切り替えのあたりで登場した背景たち
可奈を探しにいくことになるシーンで登場するいくつかの風景について。
円筒形のビルは新横浜のプリンスホテル。ペデストリアンデッキ上から撮影したもので、画面左下の屋根もしっかりと劇中で確認できる。

新横浜駅前のペデストリアンデッキのものと思われるエレベーターも登場した。厳密に写真のものかというとちょっと怪しい部分もあるのだが。

本屋(おそらく新横浜駅前だが撮影は出来ていない)に続いて画面に登場するロッカー。こちらは綱島駅改札(バスターミナル側ではない方)の目の前にあるもの。

このロッカーのカットに続くバス停は、3.1現在特定できていない。そのバス停に続くのがガソリンスタンド。こちらは綱島駅からすぐ、大綱橋北詰の信号の角にあるESSO。こじんまりとしている上に屋根がないため、駅からのアクセスだと非常に見過ごしやすい。(本物件についてはtwitter上にてリンスキー師範さんより情報を提供していただいた。)

ガソリンスタンドに続くバスターミナルのような風景は、綱島駅バスターミナルの2番乗り場と考えられる。劇中では王将の場所にドトール風の喫茶店が描かれているが、おそらく王将が色々な意味で場にそぐわないと判断されたせいだろう。

さらに続くのが下記の風景。綱島駅西口を右に出て、さらに右に折れて最初の信号の交差点。3.1により劇中の角度に近い角度での撮影を行ったため、写真を差し替えた。なお同定に至った経緯としては、スリーエフと奥の集合住宅の形状による。(1.26撮影版は一応リンクだけ残しておく。)

■2:可奈と話をするシーン
合宿での話から「近所の土手」に可奈を探しにいき、見つけるシーン。これは横浜アリーナ近くの鶴見川の土手でほぼ間違いないと思われる。場所としては「亀の甲橋」の北詰から、ほんのわずかに東に進んだ土手の上。
劇中では住宅街の中のような描かれ方だが、実際にはかなり開けた、というか何もない具合で、また可奈の座っていたとおぼしきあたりから川を望むと日産スタジアムがかならず視界に入ってくる場所だった。


なお、走っている間は下記のtweetによれば、走るシーンの背景では、綱島付近の鶴見川の風景が使われているとのこと。
https://twitter.com/doriP8/status/427354988742860800
というわけで、撮影をしてきた。撮影場所は大綱橋の北詰(綱島側)から、川沿いにしばらくすすんだあたり。確かに、画面中央のピンク色の住宅などははっきりと劇中で確認できた。

逃げ出した可奈が奈緒と春香にはさまれ、しゃがみこんでしまうのは、先ほどの場所からすぐのところにある「亀の甲橋」。橋そのものが劇中の描かれ方よりも大きな印象を受けた。

また、可奈から春香(たち)側を見ると、信号と交差点があり、すこしうっそうとした植え込みがあるような感じに描かれていたが、実際には下右側のように、概ね何もなかった。

※日産スタジアムの近くというあたりで、駅からは決して近くありません。見に行こうという方は、ある程度覚悟を決めて下さい(苦笑) 僕は自転車を使いましたが(上の写真で欄干に寄りかかってるのがそれ)。
■3:横浜アリーナ
これはもう特に何かを言う必要はないだろう。アリーナ前の様子がいくつか登場した。特に、入り口を背にしたカットでは7thライブの際、痛車の展示場所のような具合になっていた駐車場もしっかり描かれていたのが印象的だった。




■4:夕陽を受けて
横浜アリーナを出た後、夕焼けの中で川沿いの土手を歩く765プロのメンバーたち(そのシーンの一部は予告編にも登場する)。
そのシーンで用いられたと思われるのが綱島駅付近の鶴見川付近の土手。劇中では実際の風景とは左右の位置関係などを若干入れ替えているようだ。
まずは鉄橋。一枚目の写真で架線柱の左に見える建物(自動車教習所の建物)が劇中でも描かれていたこと、また東急線としか思えない銀色に赤のラインが入った列車の描写もあり、でこの鉄橋で間違いないだろう。撮影位置は大綱橋の綱島側。


この撮影を行った地点が、アイドルたちの立ち位置になるはずなのだが、背中側の建物が全然異なる。おそらくは大綱橋北詰側の複数の風景が組み合わされていると思われる。
とりあえず、そのうちの一つを下記に。もう一つは写真を撮った後で6回目の映画を見ていたら気付いたので、綱島に行く時間が取れ次第(目印がある訳でもないので説明しづらいのだ)。

■5:追補)その他の風景たち
合宿から帰って直後のシーンで帽子をかぶった春香が見上げる、765プロアリーナ公演の巨大ビルボード。その掲示場所は地形からしても新宿南口にある商業ビル「フラッグス」1Fの壁面であると判断した。(写真下部、タイルの部分が微妙に右肩上がりになっていることに注目されたい)

現時点で撮影が出来ているものは、以上。
他に近場で撮影できそうなものとしては、まずはミニライブの会場(=サンシャイン噴水広場)に、何度か登場した渋谷の駅前、成田空港北ウィングといったところか。成田はあまり近場感ないけど。
ありそうなものとしては、千早が手紙を投函するポストのある坂道は横浜市内っぽい気もするのだが。また、大きなポスターが掲示されているすこし坂になっている場所もどこかにモデルがあるのだろう。
合宿所のモデルがあるとされる福井も行ってみたいのだけど、すぐには無理そうなので、北陸・近畿のPの方のレポートをお待ちいたします。
こうして書いてみると、今回の劇場版アイドルマスターでは、合宿終了後はあまり部屋の外のシーンがないことに気付く。
そうした作りだからこそ、あの可奈との橋の上でのやりとりがより印象的に見えるのかもしれないけれど。
—
0126.2630追記:もはや単なるネタバレ感想ですが)
よくよく思い返してみると、可奈と誰かのやり取りの描写って土手のシーンまでずっと屋内(レッスンスタジオ、可奈の部屋、春香の部屋、喫茶店)で。しかも、可奈の部屋では彼女はずっと布団を被っている。
春香と仲間たちがそんな可奈の殻を破って、最後に残っていた薄い殻(パーカーのフード)も文字通りひっぺがして。ようやく可奈の本音を引き出す。という、そんな描写なのかもしれない。
偶然なのか狙ってなのか、フードをひっぺがすのが橋の上で、その橋が地図上ではちょうど横浜アリーナとおそらく可奈の家があると思われるエリアを繋ぐ橋だっていうのも、ひどく象徴的だよなぁ、と。
2650さらにもう少し追記)
喫茶店のシーンと春香の部屋での通話のシーン。どちらもガラスに映り込んだ春香の顔を映し出すのは、喫茶店ではリーダーとしてしなければいけない事に、通話のシーンでは可奈のホンネに、少しずつ手が届きそうになってるけれど、まだ透明な壁がある、という描写なのかなぁと。
はい、いい加減寝ます。
0126.2630追記についての、3.1の追記:屋外のシーンがない、という件についての雑記。)
サンシャイン噴水広場でのライブシーンの後、可奈を発見するまで、登場人物が屋根(それに類するものとして、車や軒、傘も含む)の下から出るシーンは2つのみだ。
- ミニライブ直後、アリーナライブの街頭告知ポスターを見上げる春香のシーン(ただし、このシーンでは春香は帽子を被っている)。
- 事務所屋上でのPと律子のやり取り。
冒頭部では車に乗り込む際、タクシーを止めて乗り込む描写(美希)などがあったが、この一連では乗り込む描写は一切ない。おそらくは意図的なカットの切り替えによって屋根の外から出るという描写が排除されているのだろう。
また、可奈を探しにいく事になる直前の雪歩と伊織の家のシーンでは、窓の大きな部屋(掃き出し窓の見える部屋)で会話が進んでいることも、これとなんらかの関連性があるのだろう。
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