September 8, 2014

カントリーモーニング茶臼山MTB4時間耐久レースでした。 

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愛知県で一番標高が高い場所である茶臼山高原にあるキャンプ場に作られた特設コースにおいて、MTB4時間耐久レースが開催され参加してきました。 

基本ロード屋である自分にとってMTBのレースと言うのはどうにも苦手意識があるのですが、やはりMTBは楽しいし耐久と言うことでJシリーズみたくガリガリのレーサーばかりでなく楽しめるのかなと思いエントリー。 
当初は誰か捕まえてチームで参戦と思っていたのですが出場を思い立ったのが締め切り直前で主な人は既にエントリー済みということで4時間ソロへ出場することに。 


実はこの茶臼山の耐久は高校生の頃に一度参加したことがあったのですが、殆ど覚えておらず懐かしさの欠片も無いのですが一部思い出してはニヤニヤと…気持ち悪いですね。 

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さてレースですが10時にスタートし14時にゴールと言った具合。一周は2km無いぐらい?でシングルトラックがコースの殆どで登りはアスファルトといった感じ。朝方まで降り続いた雨のお陰でシングルトラックはヌタヌタの泥地獄。スキルの無い自分には難しい。 

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勢い任せの1時間目 
スタートはチームとソロは同時スタートで合図と共に一斉に飛び出す。ついついチームの選手に釣られてペースが速め。余り先の事を考えずに抜かれまいと勢いだけで突っ込んでいく。この時トップライダーのラインをトレースできたのは後々非常に助かりました。順位はソロで6位前との差は30秒ほどなので脚が休めれない。が、当然そのペースで持つはずも無く… 

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脚攣り地獄の入り口2時間目 
1時間経過の頃から少しづつ脚に違和感が出てきました。そう脚攣りです。泥区間が乗れないのでランでペースを落とさず駆け抜けてたのですが泥の中を走り続けていたので太ももの内側大殿筋あたりが引きつってきます。

ごまかしごまかし走っていると両足とも一気に大殿筋が攣って悶える。その後今度は脹脛が攣りだす始末。飛び降り飛び乗りが痛くて辛い。ここまで来ると心肺は追い込めずに脚に負担をかけない様にギアを軽めに回転重視で走っていく。

しかし、集中力も途切れ途切れになって来る為、ラインを外しだし木にハンドルを引っ掛けたり根っこにタイヤを取られたりと散漫になってくる。順位は4位に上がったのものの前との差は5分以上、踏めども踏めども縮まらない。さらに5位の選手は10秒ほど後ろでずっと見えている。精神的に一番辛い。 

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意識朦朧の3時間目 
2時間経過でボトルも空になりフィードでボトルを入れ替え。その後ゼリーを詰め替える為にストップして一息入れるがあんまりゆっくりもしていられないので30秒ほどでリスタート。

後ろの選手は見えなくなったが自分もいつミスしてもおかしくないので淡々と走る。路面は刻々と変わり最初乗れなかったシングルの泥ゾーンも大分締まってきたので乗れないことも無いが、バランスを崩して脚をとっさに出したらもれなく脚攣りがついてくるので無理が出来ず押し押しで殆どシクロクロス状態。

前との差も1Lの表示になり周回遅れになってしまった。この辺で意識は飛び飛びでただ目の前のコースを走るだけだが乗れないところは潔く降りる作戦であまりペースは極端に落ちてこない。ただ回りから応援声援檄を貰っても一瞥する余裕も無くただただ踏むだけ。

4時間中一番辛い時間でした。しかしここで上位の1名が脱落したのか戦線離脱により3位に浮上。ですが2位との選手の差は1Lの表示のまま。追うに追えない身体が悔しい。 

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終わりが見えるか?4時間目 
残り1時間を切った所で状況が好転するはずも無く脚の筋肉という筋肉が全て攣り脛の外側や股関節にハムストも…そしてとどめつけは大腿四頭筋が一気に攣ってその場で動けなくなり暫く悶絶。

脚が一直線に伸びて膝が曲がらない状態が1分ぐらい続く。これはさすがに涙目になりました。それでも4位の選手が前に見えてラップできる位置まで上がって来れたので余程のトラブルが無ければ3位は確保出来ると、この時初めて気が楽になりました。

脚攣りは容赦なく続きクリートをはめようと脚を動かして位置を探るだけで攣るし、外そうと踵を外に捻るだけでも攣る。もう何をしても駄目。さらに4時間経過30秒前にゴールラインを超えたので更に1周のおまけ付き。今までどんなに遅くても8分台で周回できていたのに緊張が切れた最終周回は10分もかかる始末。

最終走者ぐらいの位置でしたので皆さんに待ちわびてもらいながらのソロの部3位でゴール。本当に心底辛かった4時間でした。 

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3位/25名

間違いなくすべてを出し切ったゴール後は身体が動かず放心状態でしたが高原の風は冷たく風邪を引きそうなので鞭打って片付けを。

しっかり楽しんだ4時間は最近まれに見る強度で、本当に辛く周りの応援にリアクションをとる事すら辛い内容でした。

おかげさまで未だに歩くのに難儀しています。

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同じところばかりで走っていてはダメ。外の世界に飛び出せば幾らでも楽しい事がまっている。他人の話は参考までにとどめて、やはり自分で自ら外に飛び出し世界を広げる努力をしなくては!人との輪も広がり見聞も大きくなる。知らないところへ飛び出し走るのは楽しかったです。

今回使用した機材、GiantXTC29のアルミモデル。完成車の状態のまま酷使し続けて来た機材ですが本当によく走ってくれます。今回のコースでは重い路面が多いので26の方がメリット多いかもしれませんが27.5だと最高だと思います。というか吊るしの状態でこんだけ走るXTC凄いなと改め…。これがカーボンで27.5でそこそこの足回りならと妄想が膨らむばかりです。

この度耐久レースを開催してくれましたカントリーモーニングの皆様、そして一緒に走ってくれたMTB愛好家の皆様、さらに協力してくれた家族に本当に感謝しています。クロスシーズン前に尋常じゃないレベルで負荷をかけれて良かったです。しかし来年以降はチームがいいな…。

ありがとうございました。

photo by  Akira ST

  1. occi-yuki posted this