April 14, 2014
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スタート地点やセレモニー会場だけだと派手な世界に見えますが、WRCファンは雨にも負けず雪にも負けず、選手たちを応援しているのです。スタンドに座っていればいい(というと語弊がありますが)F1とはそこが違い、選手も観客も、そしてクルマたちも、大自然に翻弄されながら限界一杯頑張っている。そのけなげさ、ある意味前向きな馬鹿馬鹿しさが、私にとってのラリーの魅力です。

 なんというか、ラリーを走るクルマたちって、飼い犬が首輪を外してもらって、思い切り駆け回っているような嬉しさを、車体から発散している感じがします。「見て見て! 僕、こんなに速く、こんな悪路も走れるんだよ!」と言っているみたいな。「走る」クルマの魅力をもっともダイレクトに伝える競技、それがラリーじゃないでしょうか。

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5年後、ミニバンはみな「オデッセイ」になる?!:日経ビジネスオンライン