SUPERKINTARO

November 14, 2013

edo ojishin kiji (Article of a large earthquake in the Edo Period) / Nishigaki Takeichi
江戸大地震記事　西垣武一旧蔵　1855年頃
恵比寿天申訳之記　絵師不明　1855年
“恵比壽天申譯之記　我等諸神に留守居をあづかり罷居候ところあまりよきたいをつりしゆへ一盃（はい）をすごしたいすいニおよび候あいだをつけこミたちまちかなめいしをはねかへし大江戸へまかりいで蔵（くら）のこしまきをうちくづしはちまきをはづし諸家（しよけ）をつぶし死亡（しぼう）人すくなからず出火（しゆつくわ）いたさせはなはだぼうじやくふじんのしよぎやういたし候ゆへさつそくとリおさへぎんミ仕侯ところ一とうのなまづハ身ぶるひして大ニおそれ一言のこたへもなくこのときかしらだちたるとミゆるものつゝしんで申たまふ「おそれながら仰のおもむきかしこまり候也此たび大へんのことハ一とふり御きゝ遊され下さるべし此義ハ申上ずとも御存の義にしてはるなつあきふゆのうちにあついじぷんにさむい日ありさむいときにあたゝかなる日ありかくのごとくきこうのくるひ有てかんだんの順なるとしハ少く候今年最ふじゆんなからごゝくのよくミのり侯ハ八百万神の御守り遊され候御力による所也さて天地にかんだんの順のさだまりありてはるなつとときのじかうことの外くるひ候ゆへわたくしともくにのすまひにてハ以の外おもしろきじせつになりたりとわきまへなきものどもちんしんのごとくくるひまハり候ゆへわたくしどもいろ／＼せいとうをいたさせどもみゝにもかけずらんぼうにくるひさハぎ候よりつひに思ひよらざる日本へひゞき御しはいの内なるところをそんじ候だんいかなるつミにおこなわるともいはいこれなく候也され共わけて御ねがひにハわたくしどものこりなく御かりつくし侯ともそんじたるいヘくらのたつにもあらねバまつしぱらくのいのちを御あづけ下されこれより日本のとちをまもりいかなるじかうちがひにてもこのたびのごときことハもうとう仕らず天下たいへいごこくほうねんを君が代をまもり奉り候べしと一とうにねがひけるゆヘわたくしより御わび申上侯ところさつそくにきゝすミ下されまことにもつてありがたく候きやうこう十月のためよつて苦難（くなん）のことし　自身除之守（じしんよけのまもり）　東方（梵字）　西方（梵字）　南方（梵字）　北方（梵字）　各四方へはるべし　（梵字）　家の中なるてん上にはる又ちに入れてもよし”
※参照：東京大学社会情報研究所廣井研究室災害情報資料室災害絵図集

(via fishstickmonkey)

12:43pm | URL: https://tmblr.co/ZSG7Uy_OANoV

(Notes: 179)

Filed under: fish