つまり、小保方博士の研究結果は、肯定されたわけでも、否定されたわけでもない。まさしく△。将来、結果的に〇になることもあれば、残念ながら×になることもある。だが、仮に×になったとしても、小保方博士の研究結果は、「細胞の初期化メカニズムに迫る上で、極めて有用です」という山中教授の言葉どおり、意味のある発見なのだ。
いずれにしても、この△を△だと認め、どうしたら○にできるかをとことん考えさせ、○に近づくための議論をとことんして、実際にとことん試してみる。そのめんどくさい作業を繰り返すことのほうが、「白黒を早急に見極める」ことよりも大切なんじゃないだろうか。
それを、今、まさしく「ING形」でやろうとしているのだから、それはそれでいいじゃないか。 小保方博士だって、「100年後の実りを信じて頑張りたい」と言っていたじゃないですか。
いったいなぜ、外野たちが、勝手なコメントを言い、「〇か?×か?」みたいな報道ばかりが繰り返されるのか?