「ニートの歩き方」のphaさんと今日10月2日イベントします。
「ナリワイをつくるー人生を盗まれない働き方」(東京書籍)
という本を出して約3ヶ月がたちました。
朝日新聞や装苑、NHKラジオなぜかHanako,SPA!
週刊ダイヤモンド,日経新聞夕刊に取り上げられたお陰か
初版が完売したらしくかなり心配していた在庫豊富で絶版、は免れそうです。
【イベント直前のお知らせ】
さて、それで明日10月2日(火)に阿佐ヶ谷ロフトAという
伝説のイベントスペースに出演します。
戦わない生き方
というテーマで本を完成させるまでのあれこや、
発売したあとのゲリラ作戦のいろいろをお話します。
ゲストは私ともう一人「ニートの歩き方」(技術評論社)という本を
同時期に出版したphaさんが出演します。
私の本は、仕事づくりのための考え方を中心にまとめた本ですが、
phaさんの本は主にインターネットを使って消費を避けて楽しく暮らすか、
という具体的な方法がまとめられた本です。
とはいえ節約本ではなく、働かない選択肢もあってもいいんじゃないか、
それを実現するのはこういう工夫があるという、多様性への絶対的な支持が
背景にある本です。だから、単なるノウハウ本でもない。
経済のあり方とか、諸行無常のこの世での人生のあり方
というものへの考え方が背景にあるかんじがして、会社勤めしている人
にも参考になるんじゃないかと思います。
困ったらお金を振り込んでくれる人がいたりするエピソードとか
集まっていると死ににくい、とか、ネコを飼うことで人間社会を
客観視するとか、人間社会を取り巻く文明論の21世紀的考察として
読むといいんじゃないかと思います。
読むと、お金って実は融通しあえばお金貸し業など不要ではないか、とか気づきますし
他にも、家族は閉鎖的で好きじゃない、とか彼自身が提唱して作り方を公開しているギーグハウスも、自分がいなくても広がって行けばいいとか、ヒントになる考え方が多くある。
私イトウが学生の頃著書を読んで影響を受けました阿部謹也氏も
「血縁によらない家族的なものができないと日本の諸問題は解決が難しいのではないか」
という趣旨のことを述べて晩年、家政学に注目していました。
家族は閉鎖的で好きじゃない、という指摘は的を得ていると言わざるを得ません。
近い将来、価値観が変わるときに鍵になるヒントがたくさんあるのでは
なかろうかと思う次第です。
「だるい」を大事にしよう、というのも真に人生にとって
重要なことは以外はなるべくしないという意味で
今後のテーマになってくると思います。
人類は無駄に働きすぎて、資源と環境を枯渇させている。
イベントについてphaさんのコメント
http://d.hatena.ne.jp/pha/
どちらも積極的にしゃべるほうではないので、司会をノマドトーキョーの米田智彦さんに
お願いしています。昨年の地震発生時にうちにノマド滞在されていてからの縁です。
予約は90越えているという恐ろしい事態ですが
当日券もあります。
『ナリワイをつくる 人生を盗まれない働き方』&
『ニートの歩き方』出版記念イベント
「戦わない生き方ー自分のために働くこと働かないこと定住しないこと」
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/per.cgi?form=&year=2012&mon=10&day=2
10月2日(火) OPEN18:30 / START19:30
前売¥1,500/当日¥1,800(共に飲食代別)
現場からは以上です!