"―プライバシーの問題は、法律で規制するのはなかなか難しいのでしょう。「ここまではやってもよい」「ここからはやってはだめ」といった線引きが難しい。時代が変わっていけば技術が変わっていきます。線引きもそれによって変わってくることなので、あるタイミングで「これはやっちゃだめ」と決めてしまうと、特に日本の法律はそうなんですが、ものすごく強い規制になってしまうんですね。時代の進歩に法がついていけなくなる。というわけで、下手に規制できないし、立法できないしで、何の規制もかからないという状況になってしまう。
プライバシーにはこういう性質があるので、常に議論していくしかないんですね。そのためには、プライバシー擁護の立場から意見をぶつけていく団体が必要なんですけど……。日本にはそういう団体がありませんね。"

高木浩光流 インターネットの歩き方(後編) | 日立ソリューションズの情報セキュリティブログ

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