"起訴内容は、乗車したタクシーを奪おうと2009年10月8日深夜、福井市内の国道8号を走行中の車内で、男性運転手=当時(67)=の首をカッターナイフで切りつけた。運転手がドアを開けて逃げようとしたため前の席に乗り移り、運転手の上半身が車外にはみ出た状態で時速約100キロまで加速。路上に振り落として死亡させる危険性が高いと認識しながら、約300メートル走行した―とされる。09年10月に逮捕、10年4月に起訴された。

 清水被告は「タクシーを奪うつもりも、運転手を殺害するつもりもなかった」と起訴内容を否認。地検は清水被告を精神鑑定し、責任能力があると判断して起訴しており、殺意や強盗をする意思、責任能力の有無が争点になるとみられる。

 公判前整理手続きが長引いている理由について弁護人は「やるべきことはやっている。言いたいことはたくさんあるが、職務上の守秘義務があり今は話せない」と口を閉ざす。地検も「早く終わらせるようできるだけのことはやっている。なんとか来年3月までに裁判を開きたいが…」とする。"

逮捕から2年裁判員裁判始まらず 福井・タクシー強殺未遂 社会 福井のニュース :福井新聞

Share +

Post source

fukuishimbun.co.jp