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くわがた

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その場所に立ったらどんな感じ?

いつもズームするだけ

そちらは私の天球の一部

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ごりごりしてからが人生

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-A’としてのキャラクター、石 Character as -A’ in the case of stone 2016.1.15 (烽火台、大けやきの落雷、日本軍戦闘機墜落、開拓工事、Wi-Fi基地局、土砂崩れ)

 山梨県と東京都の境目にある、山の上の街には、大きなテレビの電波塔があると同時に、武田信玄の置いた烽火台跡があります。昔からこの場所では、遠くを見遣ることが行われていたのです。この街はベッドタウンとして、主に寝るための住居を提供していて、私はそこに住んでいました。この街でやることといえば、犬の散歩をするために街を取り囲む環状の道路をぐるぐるとまわることだけです。時折眼下に広がる山と空を見つめては、遠くで起こっていることをぼんやりと考える生活です。

かつてここで烽火をあげていた誰かは、一体何を思って火をつけていたのでしょうか。

 キャラクターは、二つ以上の表層の間で、通路/蝶番として機能します。複数の表層の間に立ち現れる生気であり、それゆえに複数の表層をつなぐインターフェースでもあります。一本芯が通った人格というよりは、その姿はたまたまその場に図として表出してしまったものと考えてもいいでしょう。その性質はその辺りに転がっている石と共通するところがあるのではないでしょうか。

あらゆる時間にキャラクターを配置してみること、それは一つの大きなストーリーラインをつくりあげることではなく、ぼんやりとした脆い想像に身を委ねるのではなく、シーンごとにばらばらに存在しているままで、ある種の連関をもたらすのではないかと考え始めたところです。繋がるはずのないところにダイナミックに接続するための通路として、キャラクターは生きるのではないでしょうか。

参考: 薄板、"アンフラマンス"

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