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【シリア情勢】【国際情勢】シリア情勢をわかりやすく説明する

(アサド政権支持側)
●現アサド政権はイスラム教でも少数派のアラウィ派
●アラウィ派はシーア派に近いグループ
●現政権を支援しているアラブ諸国はほとんどがシーア派の国
●シーア派のイラン・イラクはアサド政権を支援
●ロシアは冷戦時代からの関係によりアサド政権を支援

 

(反体制派側)
●反体制派はほとんどがスンニ派
●スンニ派はシリア国民の80%
●イランの対立国のサウジアラビアは反体制派を支援
●スンニ派のカタールは反体制派を支援
●過激派のアルカイダはシリア政権と仲が悪いので反体制派を支援
●トルコはアサド政権と対立関係なので反体制派を支援
中東を民主化したいアメリカとしては反体制派を支援したいところだが、アルカイダが反政府側を支援しているので表立った支援はおこなっていない
●しかしアメリカも一枚岩というわけではなく、かつてブッシュ政権のころに力を持っていた共和党のネオコンのグループが反政府側への支援を強めている
●反政府側は指導者というものはおらず緩やかなつながりを保ち活動している
●英国とドイツが反体制派を支援

 

(中立側)
●イスラエルは現アサド政権が取引もできないわけがわからない相手というわけでもないので慎重に様子を見ている

 

なぜ紛争が起きているのか
1.原油をめぐる経済戦争
原油価格を市場コントロール化におきたい国の民主化勢力支援と資源価格が高いほうが都合の良いロシアのアサド政権支援

シリアは産油国ではないがイランと仲が良い

シリアの危険な戦略位置から、支援は部分的であり、アメリカは及び腰。
それもあって、ロシア、中国は強気の対応

2.宗教的な対立
イスラム教徒はシーア派・アラウィー派・スンニ派・ワッハーブ派など様々な派に分かれておりそれぞれ仲が悪い

イスラム教でも少数派に属するアラウィ派が現政権というのがさらに火に油を注ぐ

アラウィ派は国民全体の2割ほど、だが様々な面で優遇されている

3.独裁体制に対する不満の爆発
警察への賄賂が当たり前のように行われている

トップに居座って特権を享受してきた連中と押さえつけられてきた市民の対立

しかし、たとえ悪政でも安定して暮らしたいと願う市民もおり、反対派への支持は広がり切れていない。

4.民主化の余波を受けたくないサウジアラビアの思惑
サウジアラビアが過激派のイスラム原理主義グループを強力に支援している

 

シリア騒乱に関わっている国
ロシア、イラン、トルコ、サウジアラビア、バーレーン、国ではないがアフガニスタンのタリバン。
アメリカはいまいち関与しきれていない。
イスラエルも、関与の機会をうかがっている。

 

 

(シリア攻撃めぐり一体何が起こっているのか?)
オバマ米大統領は米テレビとの会見で、「シリア政府が実施したと結論付けた」と断言した。
【主張】シリアの化学兵器 責められるべきは政権だ - MSN産経ニュース

シリアのアサド政権が化学兵器を使い子供を含む住民多数を殺傷したとして、米英などが軍事介入に踏み切る構えだ。
【主張】シリアの化学兵器 責められるべきは政権だ - MSN産経ニュース

化学兵器による大規模攻撃は21日に首都ダマスカス郊外で起きたとされる。
お気に入り詳細を見る 英仏は二十八日、国家安全保障会議を開催。
出典東京新聞:対シリア 米英、介入根拠探し躍起 国際法違反など主張へ:国際(TOKYO Web)

国連安全保障理事会に武力行使を容認する決議案を提示する方針だが、上程されれば不採択となるとみられ、法的根拠がないまま軍事行動に踏み切る公算が強まっている。
出典東京新聞:対シリア 米英、介入根拠探し躍起 国際法違反など主張へ:国際(TOKYO Web)

 

 

 

ロシアと中国の反対
国連安全保障理事会の常任理事国5か国はシリア情勢を巡ってイギリスが新たに提示した決議案について協議を行いましたが、ロシアと中国の反対でものわかれに終わりました。
「シリア情勢、国連安保理で決議案協議も物別れ」 News i - TBSの動画ニュースサイト

ロシアのラヴロフ外相は、化学兵器の使用が疑われるシリアへの軍事攻撃は同国と周辺地域を不安定にするだけ、との見解を伝えた。
露外相がシリア国連特別代表に懸念表明、「攻撃なら地域情勢悪化」| Reuters

中国の王毅外相は「外部の軍事介入は国連憲章の趣旨や国際関係の基本原則に背くもので、中東情勢をさらに不安定化させる」と、武力行使に反対する姿勢を示しました。
「中国外相、シリアへの軍事介入に反対の声明」 News i - TBSの動画ニュースサイト

早期のシリア攻撃観測は後退
英議会がシリア軍事介入否決
キャメロン英首相は29日、臨時招集した議会で対シリア武力行使への支持確保に努めたものの慎重論が根強く、シリア攻撃が差し迫っているとの観測は後退した。
早期のシリア攻撃観測は後退、米英で支持確保が難航 - Bloomberg

お気に入り詳細を見る 大量破壊兵器を根拠として開戦しながら結局証拠が見つからなかったイラク戦争の反省が米英の対シリア軍事行動の足かせとなっている。
早期のシリア攻撃観測は後退、米英で支持確保が難航 - Bloomberg

 

 

 

▼国連のシリア調査団、最終報告急ぐ
今週末にも国連のパン・ギムン事務総長に調査の途中経過を説明するとともに、各国の研究機関で患者の検体などの分析を進め、最終的な報告を急ぐ方針です。

シリア軍事介入の背景
426人の子供を含む1429人の死者を出した住民への化学兵器攻撃の首謀者はシリア政府であるとする証拠を提示した。
米政権、シリア政府の化学兵器使用の概略を提示―具体的証拠は示さず - WSJ.com

大量の情報が、化学兵器による攻撃が行われたことを示している。
朝日新聞デジタル:シリア化学兵器使用に関する米報告書の要旨 - 国際

米情報当局に加え、医療関係者の説明、ビデオ、目撃証言、ソーシャルメディア、報道などがある。
朝日新聞デジタル:シリア化学兵器使用に関する米報告書の要旨 - 国際

米政府は30日に発表した報告書で、傍受したシリア政府高官の会話や衛星情報などをもとに、シリアのアサド政権が化学兵器を使用したことを「強く確信する」と表明した。
米報告書「シリア、化学兵器で1429人殺害」 物的証拠示さず  :日本経済新聞

なぜ軍事行動に踏み切る?
アサド政権が化学兵器を使用して攻撃したことは、シリアの内戦という枠を超えたことを意味する。
米国がシリアに軍事介入する本当の理由| Reuters

軍事攻撃の目的は内戦の局面を変えようとしたり、終結させようとしたりすることではない。
米国がシリアに軍事介入する本当の理由| Reuters

国際規範に対する明確な違反に何も対応しなければ、化学兵器の再使用を招き、国際基準が崩壊する
東京新聞:対シリア 米英「攻撃は限定的」 化学兵器疑惑 政権転覆狙わず:国際(TOKYO Web)

米国は3日間限定のミサイル空爆を想定している
朝日新聞デジタル:シリア空爆、数日以内に実施か 米英など最終調整 - 国際 
http://www.asahi.com/international/update/0828/TKY201308280043.html

攻撃は1日で終わるとは限らないと指摘。
シリアへの軍事攻撃で数日間の空爆含む複数の選択肢検討=高官| Reuters

 

日本を考える

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