弱電設備は苦手意識を持った方が多い印象です。 しかし、ほとんどは上に記した単純なシステムに則って構築されておりそれらを理解すれば意識は薄らいでいくと思います。
電灯やコンセントなどと違って、使う機器が変われば都度システムを理解する必要があるわずらわしさもそう思う理由かもしれません。
P1:スター配線と呼ばれ1の主装置から1の端末まで専用の配線で繋いでいき、端末同士で配線が渡ることのないシステム。 主に電話やLANで見ることが多いです
P2:端末同士を配線で繋いで使う設備です。 これはインターホンやその類の設備が該当します
P3:主装置に繋がれた配線を分配して必要な端末に繋げていくシステムになり、これはテレビ設備に代表される映像を扱う設備で見られます
P4:特定のエリアに存在する機器でグループを組み、それと主装置間とで信号の授受をするシステム。 グループの機器間は渡り配線として最後主装置に繋ぐ。 主に呼出設備や自火報設備などでみられます
P5:ワイヤレス通信を用いた設備で、身近なのは無線LANですね。昨今ではこの手のシステムが多くなってきており、無線スイッチで制御する照明システムや電波で時刻補正できる設備時計、ワイヤレスマイクなど該当します。 このシステムの特徴は制御器があってそこから配線で繋がれた無線送出機器(アンテナ)から無線信号が発せられるということです