花鳥月例会
平成29年7月25日 靖国神社周辺~吟行
坊城俊樹選 栗林圭魚選
於:九段生涯学習館
坊城俊樹選 特選句
栗林圭魚選 特選句
花鳥月例会
平成29年7月25日
靖国神社周辺~吟行
坊城俊樹選 栗林圭魚選
於:九段生涯学習館
坊城俊樹選 特選句
白々と背から生まるる蝉時雨 伊豫
葉桜の父の匂ひの強さかな 榮八郎
なんにも知らない少年の金亀子 伊豫
雀啄む啞蝉もその声も 鯨
黙礼の鉄の鳥居の灼けのこり 伊豫
空蝉の掴む手足の色の濃く 小鳥
蝙蝠の漢のはじく蝉時雨 順子
古き水かよはせ蓮華とは紅し 光子
夏帽子胸に肋のきしむほど 鯨
どんよりと暑さが雲となりにけり 荘吉
(順不同 特選句のみ掲載)
栗林圭魚選 特選句
羅や仕草になじむうす化粧 悠紀子
石灯籠の崩れて夏の砂の色 和子
夏の蝶千木より雨を連れ来たり ゆう子
あめんぼう親子三代居るやうな 梓渕
豆なりの声上げ汗の豆剣士 梓渕
やはらかなしぶきを返し造り滝 悠紀子
靑空を閉ぢて涼しき木立かな ゆかり
蟻は碑を攀づ色のなき雨へ向き 俊樹
花茣蓙の新しき香に背を伸ばす て津子
手水舎に清めし背筋時涼し 小鳥
(順不同 特選句のみ掲載)
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