東京2020公式記録映画監督・河瀨直美氏は、同作品の中で反対派の声も取り入れていると公言しています。
実際に昨年末に放送されたNHK「河瀨直美が見つめた東京五輪」の中でも、私たちが2021年7月23日に主催したデモ・抗議行動の映像が「公式記録映画」というクレジット入りで紹介されていました。
そして、5月23日に行われた公式記録映画side:Aの試写会を見たという方からは、冒頭に上記のデモ・抗議行動をともに主催したオリンピック災害おことわり連絡会の「JUST STOP IT!中止だ中止」のバナーが放映されていたという情報が寄せられています。
しかし、河瀨直美氏およびそのスタッフから私たちの元に取材や映像使用のオファーがあったことは一切ありません。仮にあったとしても、お断りしていたでしょう。IOCの依頼によって制作される公式記録映画は、基本的にオリンピックを肯定的に描くことを目的としたものであり、私たちの反対の声を正しく反映するどころか都合よく利用され矮小化されるおそれが強いためです。
2021年11月17日には来日中のIOC会長トマス・バッハへの抗議行動の最中に、無断で私たちを撮影していた河瀨直美氏に対して対面で拒絶の意思表示をしています。
私たちは、東京2020公式記録映画に、私たち反五輪の会が主催するデモ・抗議行動の映像が使用されることを一切拒否することを改めて表明いたします。万一、使用されている場合は無断使用です。このことはドキュメンタリー作品の制作過程として誠実性、信頼性を著しく欠くものであると言わざる得ません。
なお、私たちの映像が使用されているか否かに関わらず、私たちは公式記録映画を認めません。このことは、別紙声明で表明しておりますので併せてご一読ください。