保護した子猫にいっしょについていった猫のお話。
オーストラリア・ニューサウスウェールズの
猫の保護団体が、野良の子猫6匹を保護しました。
そこへ1匹の雄猫が現れました。
この猫は子猫たちが入ったキャリーを心配そうに見ると、
いっしょに連れていって欲しそうに、
保護団体の人たちを見つめました。
保護団体の人たちが、捕獲器を開けて地面に置くと、
その雄猫は捕獲器に入ってきたのでした。
6匹の子猫たちをずっとお世話していた雄猫でした。
子猫たちがどこかへ連れて行かれるので、
心配になって、自分もいっしょに行きたいと
思ったのでしょう。
「私はその子猫たちのお世話をしている者です。
その子たちをどこへ連れて行くのか存じませんが、
私もいっしょに連れていってほしいと思います。
その子たちをお世話したいのです」
保護施設に到着すると、
雄猫は子猫たちのお世話を始めました。
その後、施設では雄猫の里親探しを行ない、
いまは新しいおうちに引き取られて、暮らしています。
「男お母さん」をしていた雄猫。
雄猫がお世話していた6匹の子猫たち。