シンプルな暮らしのレシピ — ガンパレと並び「ゲームの中とはいえ何百もの敵を狩るプレイヤーとは一体何者なのか?」という点に踏み込んだ...

1.5M ratings
277k ratings

See, that’s what the app is perfect for.

Sounds perfect Wahhhh, I don’t wanna
highlandvalley

ガンパレと並び「ゲームの中とはいえ何百もの敵を狩るプレイヤーとは一体何者なのか?」という点に踏み込んだ傑作がもう一つある。エースコンバット04だ。当初、プレイヤーはただのパイロットの一人。だがあるステージから全てが変わる。《一機凄いのがいる!リボンのエンブレムをつけたヤツだ!》


無線音声で敵味方の会話が聞こえるシステムを最大限に活かし、このゲームは自機が英雄へと変わってゆくさまを克明に描写する。民間機救助という凄まじくヒロイックな任務で聞こえる、乗客の声!《凄い……あの飛行機、本当にたった一機で戦ってる……!》燃えるわこんなん!


そして終盤ステージ、絶望的な作戦に挑む友軍地上部隊の無線。《メビウス1(プレイヤー)が来ていると皆に伝えろ!嘘でもいい!》嘘でもいい、て。そこまでの存在になったか俺!もうやるしかない!「安心しろ……俺が来た……!」って呟きながらプレイしたよ!(黒歴史)


だが、英雄になりたくて戦ったわけじゃない。それを唯一理解してくれる敵エース、黄色の13。ステージ間演出で挟まれる独白で「同じ空が見られるかもしれない」と俺に期待してくれた彼を、ゲーム中ではもちろん戦闘機同士でしか相対できないので、墜とす。墜とすしかない!


その後、困窮した敵軍はあろうことか黄色の13と同じエンブレムの部隊を量産!あれ見た時にプレイヤーはほぼ確実に「貴様らごときが!彼と同じソレをつけるんじゃないッ!」ってキレる(フルメタの賀東さんもキレたと言ってた)そして終盤面なので実際に彼らは瞬殺される!


ここ、プレイヤーの技量向上に加え明らかに敵AIが意図的に弱いので、本当に「怒りのままに鎧袖一触」ができるように設計されてる。しかも敵にろくな戦力が残ってないという背景とも合致して自然。プレイヤーを気持ちよく持ち上げる点にかけて未だに最高のゲームの一つ。


そうそう、ちなみにこの自機、後のシリーズ別作品おまけミッションで敵として特別出演するのだが、その時の演出が「目の前の敵エース複数機をソードマスターヤマトばりに一瞬で全機叩き落として登場」という納得の貫禄。さすが……俺!そして超強い。きゃあ、じぶんごろし!

Source: twitter.com