KARASU no ZAREGOTO

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SKYRIM不動産案内番外編:Tumblestone Cottage

 今日は暇だねぇ。スカイリム生まれのスカイリム育ちでもさ、やっぱり雪がひどいと出歩くのは億劫なのかな? そんなこと知るか? なに不機嫌なってんだよ。そりゃおまえが寒いの苦手なのは知ってるけど、だったらこんな日にふらふら出歩かなけりゃ良かったじゃん。仕事だから仕方ない?
 だいたいうちは宿でも酒場でもないのに……。まあね、普段なにかと面白い物件見つけてきてくれるから、支部長も嫌な顔一つせずビバークさせてくれてるんだけど。
 え? いつも人の家ばかり探してるけど、おまえが住みたい家はないのかって? なに突然。前から聞きたかった?
 うーん……今は別にないかなぁ。いや、独り者だとさ、社宅で十分だよ。それに俺は冒険しないから、ちょっといいベッドがあって、気が向いたら自炊するくらいのスペースがあればホント十分。だから今の宿舎で全然不満はないんだよね。
 でももしこのままスカイリムに住むなら? そうだなぁ……。そういえば一軒だけ、リアルに「こういうとこに住みたい」って思った物件はあったかな―――。

 場所はリバーウッドなんだよね。小さい村だからか、帝国側もストームクロークも、別に脅威だなんだとは思わないせいか静かだしね。住んでる人もギスギスしてなくて、せいぜいで恋の鞘当てくらいだろ?

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 立地はスリーピング・ジャイアントの裏手。小さい家でね。「Tumblestone Cottage」っての。
 植林してたりすると (注:mod「Project Hippie」導入) 家にかぶさるようになってたりもするけどね。
 玄関口がちょっとしたテラスみたいになってて、テーブルセットと、逆側には鉢植えとかがあるんだけど、この花壇的なとこがまた素朴でいいんだよ。なにせ手桶に土詰めてきのこ植えたりしててさ。

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 中も超シンプル。地下もなし、ロフトもなし。外から見たとおりの一間だけでね。でも小綺麗な造りになってて、ツタなんかも飾ってあるの。
 家の中に錬金と付呪の設備はあるけどこれも超がつくほどコンパクトでさ。 

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 で、その脇の暖炉と、入ってすぐ右側の、棚と柵みたいなので仕切られてるところが炊事場。こんな小さい家なのに、暖炉で鍋物作れるし、オーブンまであるのはかなり珍しいよな。
 そこに水桶が一つ置いてあってさ。なんかこう、リアルに、手桶持ってすぐそこの川まで水汲みに行って、水桶も天気のいい休みの日なんかに川べりできれいに洗ったりって、そういう具体的な生活のイメージができるんだよ。

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 家の左側が、いろいろ仕舞っておいたり、寝たりなスペースね。たしか枕元にキナレスかなにかの祠があったんじゃなかったかな。……え? エロい? ちょっ、なんで!? キナレスから得られる恩恵はスタミナ増加? ベッドサイドにあると意味深? おまえねぇ……。単に自然崇拝なだけかもしんないだろ!?

 この家なにがいいって、初めて入ったときなんとなく、暖炉の前の毛皮に座ってさ、のんびり寛いでる光景みたいなのイメージしたんだよな。そうそう。明るくて、しかもあったかそうでさ。
 俺、ここ紹介するなら若い新婚夫婦かなと思ってるからね。それだったらベッドはダブルに入れ替えたほうがいいのかもしれないけどな。
 ちなみに、鍛冶の設備はないんだけど、ほら、小さい村で、すぐそこにアルヴォアさんだっけ? 人のいい鍛冶屋のおじさんいるじゃない。そこの使わせてもらえば全然いいわけだし。それに、村にない溶鉱炉ね。これだけは実は、うちの部長が先走って、この家の横手に作っちゃったんだよ。だから冒険者とかでも全然大丈夫。
 まあ、あんまりあれこれ戦利品溜め込むようなタイプには向かないけど、ほんと、の~んびり普通に暮らせそうな家なんだよな。
 え? じゃあとっとといい人見つけて自分でその家買えばって……おまえねぇ。そんなに簡単に”いい人”なんか見つかるわけないだろっての。そこが最大の問題なんだから。
 あー……もうほんと……家の前に彼女ほしいわ……。