KARASU no ZAREGOTO

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Oct 7

Skyrim不動産案内番外編:Riverwood_RabbitHouse

 いらっしゃいませ、お客様。今日は……え? 自分は護衛? 客になりに来たのは彼女だって……え、えーっと……じゃあ皆様は護衛……というか、保護者のかたでしょうか?
 えっ!? そ、それは失礼いたしました! 自分のようなカジートはまず国の外に出ないから仕方ない? ということは、エルスウェーアにはその、お客様みたいに小柄なカジートというのもいらっしゃるのですか?(そういえば大学で、なんかやたらデカいカジート見かけたこともあったけど、あの人もなにかそういうのなのかな……)
 ともかく、本当に申し訳ございません。はい。では改めまして、お客様がお探しになっているのは、どのような物件でございますか?
 このスカイリムにしばらく滞在するつもりでいるから、簡単でいいので住みやすい家を借りたい、と。場所はできるだけ中央近くで、彼等、護衛のかたたちも休める場所はほしいけれど、必要以上に広くはなくていい……なるほど。
 でしたら……あ、いや、あそこはダメかな……。いえ、ふと思いついた手頃な物件があるのですが、わたくしから見ますと少々問題もあるように思われまして。いえ、その家にでは決してないのですが。
 とりあえず見てみたい? かしこまりました。場所はリバーウッドでございます。はい。では、明日のお昼に、現地にて。

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 いかがでございますか。場所は宿屋スリーピング・ジャイアントの真向かい、村を抜ける街道の脇でございます。以前はここにPrincess Cottageという家がありまして、療養中のお客様がお住まいだったのですが、そのかたが退去された後、このラビットハウスに改築されました。
 ご覧のとおり、以前の家と同じように女性向けの一戸建てでございます。石垣には蔦、門柱には花が飾られ、素朴ではあるものの華やいだ雰囲気もあるかと存じます。
 では、中へ参りましょう。

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 一階は大きなテーブルを配した居間となっておりまして、練金・付呪の設備も簡単ではございますが備わっております。
 はい。部屋の隅の花瓶だけでなく、テーブル上にも花があしらわれておりますね。小さいながらも本棚もございますから、お気に入りの書物などあれば、並べて置かれると見た目にも楽しいかと思います。

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 間取りは一般的な田舎家と同じでございます。逆サイドからは地下に降りることができ、その両脇には暖炉と調理鍋、それにオーブンも完備してございます。

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 地下はご覧のとおり、シンプルな……かなり、とつけたいくらいにシンプルな寝室になっております。階段の真下付近にも一台ありますので、ベッドは合計五台。小さなテーブルと椅子のセットが一つ。
 時々、お連れのかたの寝室やベッドが、ご自分のものに比べて粗末なことを気にされるお客様もいらっしゃいますが、この家についてはみなさん平等で、上下関係といったものはあまり感じさせません。……ええ。さすがに階段の真下だけは、いささかハズレクジの感はございますね。

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 それから、この家にはコムギという名前のうさぎが一匹住み着いております。人懐っこい子なので、お客様次第ではお出かけに連れて行くこともできるようでございます。(注:MFS対応。バニラでは連れ歩けません)
 ちゃんとケージに干し草の寝床、換えの干し草まで用意されていて、掃除用のほうきもあって、なかなか住み心地の良さそうな場所ですよね。

 全体的に女性向けですし、お客様がお連れになっている護衛のかたも四人いらっしゃるので、なんとなくここを思いついたのですが……ええ、そちらのウッドエルフさんのおっしゃるとおりです。少しまずいですよねぇ。
 え、いや、なにがって、まずいですよね? だってほら……お客様は女性なわけですから、いくら信頼のできる護衛なかたがたとはいえ、寝室は別のほうがよろしいのではないかと……。
 気にしない? いや、でも、そう! そうですよね!? 皆さんのおっしゃるとおりです。せめて階が違うか、鍵はかからないまでも別室かのほうが、お互いに気兼ねがなくて良いのではないかと思うのですが……。
 そんなものなのですかって、そんなものだと思います、はい。
 ホワイトラン領内かその近辺で、護衛のかた四人とお客様とで合計五人が住めて、あまり広すぎず、人数分の主寝室と客室があるような家ということで、わたくしももう少し探してみますので、もしよろしければ、また後日ご来店いただけませんでしょうか。
 いえいえ、とんでもない。お客様のご要望にできるだけ添った家を見つけることが、わたくしどもの楽しみでございますから。
 本日はここまでご足労いただきまして、まことにありがとうございました。