☆フラカンの日本武道館完売マニフェスト・竹安堅一編レポート
——プレゼントするギターを持ってきていただきましたね。
「うん。いざ手放すと思ったら、なんか名残惜しくなってきてけっこう家で弾いてきた(笑)」
——これはいつ頃、手に入れたギターでしょうか?
「これね、自分では買ってなくて。97年くらいかな? ツアー中に、ちょっと希少価値のある僕のエフェクターが盗難に遭っちゃって。結局、見つからなくて、その時ついてたローディーさんが『自分の管理が良くなかったから』って言って、『これでお詫びさせてください』っていうので、もらったものなんだよね」
——へえー、そんなドラマもあるギターなんですね。あとこのギターは、「涙より早く走れ」(1998年リリースの7thシングル)のMVでも使用してるんですよね。
「そうだね。しばらくは、実際のライヴで使ってたもんね。メインってわけじゃないだけど。でも、ここ7、8年ぐらいずっと使ってなくて倉庫に入れっぱなしだったんで、ケースが若干カビ臭いんだけども(笑)、掃除もしてあるんで。でも全然ノイズも出ないし弦はまだ平気だし、いつでも弾ける状態だね」
——なるほど。
「あと、楽器屋に売ってもそんな大した値段にならないんだっていうのも言っとかないとな」
——いやいや、いくらなんでも当たった方は売らないですよ!
「あははははは」
——では、さっそく抽選会には入りましょうか。よろしくお願いします!
「まず混ぜるね」
——お願いします。
「よし、ではいきます。この方です。おお! 富山県富山市にお住まいのユカさん。当選です!大事に使ってください」
(「なんか、あっけないなぁ〜」と言いながら、当選者の手紙に目を通す竹安さん)
「おおー。すごい展開(笑)」
——え、どういうことですか?
「『ピックがいただけたらと思い応募しました。ギターはどうか他の方に差し上げてください。できれば竹安さんの大切なギターで新しい夢をつなげることができる方に』と」
——おお! どうしますか? この方の意向を汲んで、改めて抽選し直しますか?
「そうだねえ……ユカさんの気持ちもやっぱ嬉しいし。なので、ピックにプラスして、何か別なものを差し上げられればと。では、もう1回抽選しましょうか」
「あー、なんかドキドキするなこっちが……これだ! 東京都江東区にお住まいのサヤカさん。この方に当たりました。はい、大事に使ってください!」
——ぜひ、これを機会にギターを弾き始めるとか、誰かに夢をつなげてもらえるといいですね(笑)。
——しみじみとプレゼントするギターを眺めておりますが、無事抽選も終わり、いかがでしたか?
「まあ、この当たった方の手にギターが届いて、またそこから新しいドラマが生まれたらいいですよね。もし自分で弾かないにしろ、友達に弾いてる人がいたら譲ってもらってもいいんで、ぜひ後日談とかをメールとか手紙とかで送ってくれたら嬉しいですね」
——そうですね、せっかくなんで、ギターが届いたあとの声を聞きたいですね。
「うん、それは知りたいかな」
——一応みなさん欲しいと思って応募はしていただいてるわけですけすが、〈まさか自分が!〉っていうのはきっとあるでしょうからね。
「そうだね。まさか僕もギターあげるなんて思ってなかったし(笑)」
——マニフェストを言った時はまさか完売するなんて、という状況ではありましたからね。
「そうそうそう。まさか中のまさかだったから。これから追い上げなきゃ、頑張らなきゃっていう時でね」
——そうでしたね。でも無事完売し、こうやってマニフェストも遂行できたわけで。
「なんか、抽選するときドキドキしちゃったな(笑)。でもこうやっていっぱい手紙もらってね。まだ全部は目通してないけど、さっと見ただけでもすごくいろいろ思いを語ってくれてて嬉しいですよね。だから、〈なんかホントごめんね、当たらなかった人〉って気持ちにもなってて……ホント当たらなかった方すいません(苦笑)。ピックはみなさんに行きますんで。よろしく!」
*interview&text&photo:「音楽と人」編集部
"みんなでつくろう「フラカンの日本武道館」"
——プレゼントするギターを持ってきていただきましたね。
「うん。いざ手放すと思ったら、なんか名残惜しくなってきてけっこう家で弾いてきた(笑)」
——これはいつ頃、手に入れたギターでしょうか?
「これね、自分では買ってなくて。97年くらいかな? ツアー中に、ちょっと希少価値のある僕のエフェクターが盗難に遭っちゃって。結局、見つからなくて、その時ついてたローディーさんが『自分の管理が良くなかったから』って言って、『これでお詫びさせてください』っていうので、もらったものなんだよね」
——へえー、そんなドラマもあるギターなんですね。あとこのギターは、「涙より早く走れ」(1998年リリースの7thシングル)のMVでも使用してるんですよね。
「そうだね。しばらくは、実際のライヴで使ってたもんね。メインってわけじゃないだけど。でも、ここ7、8年ぐらいずっと使ってなくて倉庫に入れっぱなしだったんで、ケースが若干カビ臭いんだけども(笑)、掃除もしてあるんで。でも全然ノイズも出ないし弦はまだ平気だし、いつでも弾ける状態だね」
——なるほど。
「あと、楽器屋に売ってもそんな大した値段にならないんだっていうのも言っとかないとな」
——いやいや、いくらなんでも当たった方は売らないですよ!
「あははははは」
——では、さっそく抽選会には入りましょうか。よろしくお願いします!
「まず混ぜるね」
——お願いします。
「よし、ではいきます。この方です。おお! 富山県富山市にお住まいのユカさん。当選です!大事に使ってください」
(「なんか、あっけないなぁ〜」と言いながら、当選者の手紙に目を通す竹安さん)
「おおー。すごい展開(笑)」
——え、どういうことですか?
「『ピックがいただけたらと思い応募しました。ギターはどうか他の方に差し上げてください。できれば竹安さんの大切なギターで新しい夢をつなげることができる方に』と」
——おお! どうしますか? この方の意向を汲んで、改めて抽選し直しますか?
「そうだねえ……ユカさんの気持ちもやっぱ嬉しいし。なので、ピックにプラスして、何か別なものを差し上げられればと。では、もう1回抽選しましょうか」
「あー、なんかドキドキするなこっちが……これだ! 東京都江東区にお住まいのサヤカさん。この方に当たりました。はい、大事に使ってください!」
——ぜひ、これを機会にギターを弾き始めるとか、誰かに夢をつなげてもらえるといいですね(笑)。
——しみじみとプレゼントするギターを眺めておりますが、無事抽選も終わり、いかがでしたか?
「まあ、この当たった方の手にギターが届いて、またそこから新しいドラマが生まれたらいいですよね。もし自分で弾かないにしろ、友達に弾いてる人がいたら譲ってもらってもいいんで、ぜひ後日談とかをメールとか手紙とかで送ってくれたら嬉しいですね」
——そうですね、せっかくなんで、ギターが届いたあとの声を聞きたいですね。
「うん、それは知りたいかな」
——一応みなさん欲しいと思って応募はしていただいてるわけですけすが、〈まさか自分が!〉っていうのはきっとあるでしょうからね。
「そうだね。まさか僕もギターあげるなんて思ってなかったし(笑)」
——マニフェストを言った時はまさか完売するなんて、という状況ではありましたからね。
「そうそうそう。まさか中のまさかだったから。これから追い上げなきゃ、頑張らなきゃっていう時でね」
——そうでしたね。でも無事完売し、こうやってマニフェストも遂行できたわけで。
「なんか、抽選するときドキドキしちゃったな(笑)。でもこうやっていっぱい手紙もらってね。まだ全部は目通してないけど、さっと見ただけでもすごくいろいろ思いを語ってくれてて嬉しいですよね。だから、〈なんかホントごめんね、当たらなかった人〉って気持ちにもなってて……ホント当たらなかった方すいません(苦笑)。ピックはみなさんに行きますんで。よろしく!」
*interview&text&photo:「音楽と人」編集部
——プレゼントするギターを持ってきていただきましたね。
「うん。いざ手放すと思ったら、なんか名残惜しくなってきてけっこう家で弾いてきた(笑)」
——これはいつ頃、手に入れたギターでしょうか?
「これね、自分では買ってなくて。97年くらいかな? ツアー中に、ちょっと希少価値のある僕のエフェクターが盗難に遭っちゃって。結局、見つからなくて、その時ついてたローディーさんが『自分の管理が良くなかったから』って言って、『これでお詫びさせてください』っていうので、もらったものなんだよね」
——へえー、そんなドラマもあるギターなんですね。あとこのギターは、「涙より早く走れ」(1998年リリースの7thシングル)のMVでも使用してるんですよね。
「そうだね。しばらくは、実際のライヴで使ってたもんね。メインってわけじゃないだけど。でも、ここ7、8年ぐらいずっと使ってなくて倉庫に入れっぱなしだったんで、ケースが若干カビ臭いんだけども(笑)、掃除もしてあるんで。でも全然ノイズも出ないし弦はまだ平気だし、いつでも弾ける状態だね」
——なるほど。
「あと、楽器屋に売ってもそんな大した値段にならないんだっていうのも言っとかないとな」
——いやいや、いくらなんでも当たった方は売らないですよ!
「あははははは」
——では、さっそく抽選会には入りましょうか。よろしくお願いします!
「まず混ぜるね」
——お願いします。
「よし、ではいきます。この方です。おお! 富山県富山市にお住まいのユカさん。当選です!大事に使ってください」
(「なんか、あっけないなぁ〜」と言いながら、当選者の手紙に目を通す竹安さん)
「おおー。すごい展開(笑)」
——え、どういうことですか?
「『ピックがいただけたらと思い応募しました。ギターはどうか他の方に差し上げてください。できれば竹安さんの大切なギターで新しい夢をつなげることができる方に』と」
——おお! どうしますか? この方の意向を汲んで、改めて抽選し直しますか?
「そうだねえ……ユカさんの気持ちもやっぱ嬉しいし。なので、ピックにプラスして、何か別なものを差し上げられればと。では、もう1回抽選しましょうか」
「あー、なんかドキドキするなこっちが……これだ! 東京都江東区にお住まいのサヤカさん。この方に当たりました。はい、大事に使ってください!」
——ぜひ、これを機会にギターを弾き始めるとか、誰かに夢をつなげてもらえるといいですね(笑)。
——しみじみとプレゼントするギターを眺めておりますが、無事抽選も終わり、いかがでしたか?
「まあ、この当たった方の手にギターが届いて、またそこから新しいドラマが生まれたらいいですよね。もし自分で弾かないにしろ、友達に弾いてる人がいたら譲ってもらってもいいんで、ぜひ後日談とかをメールとか手紙とかで送ってくれたら嬉しいですね」
——そうですね、せっかくなんで、ギターが届いたあとの声を聞きたいですね。
「うん、それは知りたいかな」
——一応みなさん欲しいと思って応募はしていただいてるわけですけすが、〈まさか自分が!〉っていうのはきっとあるでしょうからね。
「そうだね。まさか僕もギターあげるなんて思ってなかったし(笑)」
——マニフェストを言った時はまさか完売するなんて、という状況ではありましたからね。
「そうそうそう。まさか中のまさかだったから。これから追い上げなきゃ、頑張らなきゃっていう時でね」
——そうでしたね。でも無事完売し、こうやってマニフェストも遂行できたわけで。
「なんか、抽選するときドキドキしちゃったな(笑)。でもこうやっていっぱい手紙もらってね。まだ全部は目通してないけど、さっと見ただけでもすごくいろいろ思いを語ってくれてて嬉しいですよね。だから、〈なんかホントごめんね、当たらなかった人〉って気持ちにもなってて……ホント当たらなかった方すいません(苦笑)。ピックはみなさんに行きますんで。よろしく!」
*interview&text&photo:「音楽と人」編集部