日刊メルマ瞬報/マッスル坂井の『覆面専務』

※『水道橋博士のメルマ旬報』Vol.115より

ササダンゴ日記3月   2月26日(日)東京  12時から最近見つけた渋谷の穴場カフェで構成作家の沢木君と渋谷のロフト9でやるプレゼンイベントの打ち合わせ。進行的な部分がサクサク進んだ。『マッスル』とかやってる10年前に知り合ってれば、どんなに楽だったか。16時頃沢木君が次の仕事に行ったので、僕はそのまま残って18時まで1人仕事。  夜は道玄坂の火鍋屋で、久々に大学時代の友人たちと6人で食事。皆、不健康と不養生の限りを尽くしてきてたはずなのに、どうにかこうにか生きていてよかった。就職して、働きすぎたのかだいぶ精神を病んでいたA行君が、一番元気そうだった。こっちまで元気になった。また遊んでもらおう。あと解散してから渋谷駅前のスクランブル交差点のツタヤのWIREDカフェに行ったけど、なんなんだあのエロさは。いつのまにあんなエロリフォームされていたのだ。それまでノンアルコールだったけど、さすがにウイスキーを二杯飲んでしまった。店員がみんな小栗旬みたいなオシャレロン毛結びだった。おそろしい!   2月27日(月)東京  午前中は、西新宿のホテル前の喫茶店で「メルマ旬報」の日記をひたすら書く。午後から南新宿のスタジオで、フジテレビ『#ハイ_ポール』の撮影。池尻大橋の制作会社に移動して打合せ。自分から慣れないジャンルの仕事に手をあげて飛び込んでみたものの、わりとしょっぱなから「いつものササダンゴさんとは違った雰囲気で」ってオーダーされてしまう。もういい加減いい歳だし、一応いろんなアウトプットはご用意してあるんだけど、初めて仕事する人にこれ言われる時は、だいたいうまくいかない結果に終わることが多い。  品川に移動して、映画『俺たち文化系プロレスDDT』の舞台挨拶。平日夜にもかかわらず、なかなかのご来場で嬉しい!よくわからないけどベラベラとよく喋れた。配給のライブビューイングのボスと篠田さんと品川プリンスのアンナミラーズで打合せ。ケーキが美味しい。解散後は近くにまたもやWIREDカフェを発見したのでそこで原稿書きの続き。多分書き終わって原さんに入稿。このWIREDカフェは、渋谷ほどエロくなかった。ウイスキー二杯。   2月28日(火)東京→新潟  午前中から、都内某所の某クリニックに潜入取材。無料カウンセリングから流れるように次回の予約をしてしまう。想定外のお見積りだったが、静かに覚悟を決める。東京駅から上越新幹線。新潟までの車中で、夜の『八千代コースター』で使うプレゼン資料のまとめ作業。新潟に到着し、急いでジムで運動して、一旦帰宅。着替えを持ってNSTへ。番組の広告用の記事の取材やら、写真の撮影やら。『八千代コースター』のゲストはNegiccoのKaedeさん。「Negiccoにおける働き方改革のご提案」というテーマのプレゼンを行ったが、Kaedeさん本人や、事務所の熊倉社長を巻き込んだ壮大なスペクタクルの「お茶番劇」ができた。 「マッスル」をやってた頃の感覚が蘇った。こんな楽しくてリアルなことが新潟でできるようになるなんて、新潟に帰ってきた6年前は想像もつかなかった。へんな展開の「お茶番劇」に巻き込んでしまって、Kaedeさんが怒ってないか心配だったが、殊の外パワーポイントを使ったプレゼンに興味を持てくれたみたいだった。収録後は4月から始まる新番組のポスター撮影。金曜夕方の生放送の情報番組なのだが、そのMCをスーパー・ササダンゴ・マシンとしてやることになった。やるとなったら腹をくくって頑張るのみだ。「変なことになってしまいましたねー」と新潟駅前楽天地の居酒屋「ナカマチ」で北村P、佐藤Dと遅めの夕食。   3月1日(水)新潟  朝から会社。月始めの会議などに出つつ。夕方からジムで運動して、夜はプレゼンイベントの構成作り。   3月2日(木)新潟  朝から会社。プレゼンイベントの構成作り。自分が担当するパワポは新作で3本。うち2本はイベントでしかできない闇パワポだ。なんというか、作業が楽しくていろんなことを忘れてしまう。ゾーンに入れた。   3月3日(金)新潟  朝から会社。プレゼンイベントの作業をひたすら。ゾーンに入った勢いでなぜか高い服を買ってしまう。ずっと欲しかったやつだから一切後悔はない。   3月4日(土)新潟  休日だけど、朝から会社で作業。午後、会社に週刊プロレス・市川記者が来て取材をしてもらう。DDTプロレスのさいたまスーパーアリーナ大会に向けて。試合がないから、割と客観的に自分が思ってることを素直に話す。夕方、ジムで運動して、夜も作業を続ける。   3月5日(日) 新潟→東京  愛車・日産ウイングロードで上京。昼から渋谷のいつものカフェで、構成作家の沢木くんと作業。ここまで作ったパワポを確認してもらう。夕方から3本目の闇パワポ用の潜入取材のため某クリニックへ。なけなしの小遣い13万円(ほぼ全額)を銀行からおろす。たくさんの修練を乗り越え、無事に某クリニック教団への入信(入金)をすませる。待合室まで付き添ってくれた沢木君と、赤坂の一龍でソルロンタン定食を食べて渋谷の宿泊先のホテルへ。潜入取材のなりゆきをパワポでまとめる。明日はイベント本番だ。   3月6日(月) 東京  渋谷ロフト9でのプレゼンイベント『スーパー・ササダンゴ・マシンのノンストッププレゼンテーション120min』本番当日。いろいろ準備や仕込みをすませて17時過ぎに道玄坂の会場入り。プロレスラーとして最初に試合をしたclub-ATOMのすぐ近く。会場について諸々セッティングをしつつ、MCをしてもらう松竹芸能のなすなかにし・中西さんと打合せ。中西さんはイベントの進行をするのは初めてだと言っていたけれど、なにか直感的に自分たちのイベントとすごく合うんじゃないかという直感がすごく働いて、無理を言ってお願いしてもらった。 僕的には、松竹で同じ湯澤マネージャーの元で鍛えられている兄弟弟子のような関係だと勝手に思っている。ゲストは、同じメルマ旬報の執筆者でもあるRAM RIDER君、ロフトグループのイベント主催&司会本数永遠のナンバーワン・DJ急行、実はこの世で一番面白いグラフィックデザイナーで、急行君の盟友・セラチェン春山。チケットはありがたいことにすぐに完売、あっという間に予定していた3時間が過ぎた。内容はほとんどここに書くことができないけど、みんな本当に面白かった。プロレスができない代わりに、今自分ができる限りの体を張ったつもりだ。本当に楽しかった。渋谷泊。

※続きは『水道橋博士のメルマ旬報』にて https://bookstand.webdoku.jp/melma_box/page.php?k=s_hakase

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