「BLACK YELLOW PURPLE」    大柴 陽介    2017.06.28.Release!!

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故・大柴陽介(ミッシング箱庭、デーモンズ)の遺作はスポ根エレクトロポップス!
表紙は根本敬先生の描き下ろし!
そしてまた、根本敬先生より貴重なコメントも頂戴しております。

「ジャケット画、3名のご子息との共演(競演?だとしたら完敗)嬉しいですね。世に出る6月28日は私の50代最後の年が始まる日でもあり、故人とのご縁、或いは「因果』を感じます」


「面白いおじさんがやってきたよ!」MV by 最後の手段

「Black Yellow Purple」全曲ダイジェスト


<収録曲>
1 面白いおじさんがやってきたよ!
2 実体はない何もしないただ見てるだけ
3 熱き血潮
4 できれば南の島に生まれたかった
5 SEX JUNGLE ALL NIGHT
6 野田音頭
7 ファイア
8 ショックショック
9 もち
10 火よ
11 宇宙パワースポット
12 マリワナ薬草
13 ノック
14 バンド野郎さ
15 宇宙の旅

※全曲、大柴の残したHDデータより再ミックス・リマスタリング音源
デザイン:秋永 悠
ドローイング:根本敬/大柴全介/大柴仁/大柴源三
1620円(税込)

取扱店:disk union , TOWER RECORDS , HMV , AMAZON , 円盤タコシェTHE光LOS APSON?オーラカンパニー通販サイト(※ご購入の方にはリミックス&カバー集付き)

同時に、大柴陽介のリミックス&カバーをBANDCAMP内において公開!


リミックス&カバー参加者;小さいテレーズ、adam(アーティスト/ex.愛のために死す)、Abisyeikah、池田ゴッホ(BIG SPAGHETTI)、賢 い ULYSSES 、狩生健志(俺はこんなもんじゃない)、ケンカオイル(早川パワー&MADによるユニット)、CMA、スッパマイクロパンチョップ(レコード水越)、宙空一派、ツポールヌ(hot troche/画家/小説家/デーモンズ)、
DJ Doppelgenger(Label GURUZ/DJ/THEUS)、利光雅之(あみのめ)、nomoneyman(デーモンズ), heron、mimippiii, ムイムイチキチ(グチャグチャンネル)、mempis demone(デーモンズ)、yoonkee kim(韓国のDUBアーティスト)、ロバートDEピーコ、渡辺カント作郎(TOTOTO/山脈ズ/○△□/ex.村八分)

COMMENT

大柴陽介をまだ知らない
神様とだれかとだれかへ

36歳でこの世から旅立った大柴陽介という、オリジナルでミュージックファイターがいたんだ。倒れる日まで作り続けていた音源があって、聞いてみてほしいんだ。『Black Yellow Purple』というんだよ。

『Black Yellow Purple』は、千葉県野田市の自宅にて、2013年12月26日から2014年11月に旅立つまでの短い期間に録音された、大柴陽介の遺作。

大柴陽介が愛する家族から誕生日にプレゼントされた、初音ミク付属のソフト「スタジオワン」と、ギターを使って曲作りされたソロ作品である。

大柴陽介の幾つもの曲やライブを見たり、聞いてきた自分にとって、本作はこれまでの作品とは大きく違う。ソロ作品ということで、大柴陽介のコアなところだけが出現し、誰にも気兼ねせず、誰かと調和させることもなく、作品化されている。大柴陽介の才能が脚色されず、これまでに蓄積した素の音楽性と芸術性、そして特有のずば抜けたユニークさがくっきりと発射されている。宅録ということで、リラックスした状態に感じられ、生き物や家族、仲間など、大柴陽介の持つ人間性の優しさに触れるような感覚にもなるのだ。

倒れたその日にも、「マリワナ薬草」(収録曲)をTwitter
にシェアしていて、倒れるまで曲や何かを表現し続け、誰かに届けようとしていた。常に、目前にある日々の音が、思想が、生活のリズムが大柴陽介の全霊をミュージックに変え、産み落とされた生き物みたいな音楽。

音楽って、その人の全てがみえるものだ。

大柴陽介は、音楽グループ『ミッシング箱庭』『デーモンズ』など、数々のバンド野郎たちの長でもある(聞いたことない人は、聞くべし!)。

様々なユニット、バンド、グループ、宴へ、、一夜のみのものも含めて、生前、参加を数々目撃された大柴陽介。遺作となった今作は、家蔵から持ち出されたような、大柴一家の長である、「大柴陽介」個人の生命の音だ。

音楽的な素養(芸術を表現するパワーやクリエイティブさ)と生活の爪痕(個、コア)が混ざっている。異常なバランスで。

生命の熱量があり、人間の営み(労働や他者との繋がりなど)を強く感じる。それぞれが自分らしく暮らせるように、大柴自身を含めて「がんばれ!」と励ましながら、この形態のミュージックを見つけ出し、宇宙中に住む民を、今よりも良き感覚へと導いてくれているのかもしれない。

大柴陽介をまだ知らない
神様とだれかとだれか!

スタートボタンを押してみて。

おもしろい言葉、呼吸、宇宙、RHYTHM、歌謡、故郷、応援、南国感、生けるものすべて、踊りたい、ファンク、思いやり、人間生き物同士、ネイチャー、民族、欲望、漫画のような、祭り、ロックロール、一音一音がメロディ、スター、自由不自由、汗、神秘、いたずら、生活、生命・・・

例えばだれか、なんて見当たらない、オリジナルな組み合わせが、耳から入ってくるから。最初の曲「面白いおっさん」からトランシーな火が灯っているよ!

今頃、ブラジルあたりのライブハウスで夜な夜なイベントに出演しているんじゃないかなと、ふと想う。新曲ひっさげて。

15年前ぐらいはよく対バンしながら(バンドとして、ライバルな気持ちだった)、同い年の自分は、大柴陽介の一部を知っていた。旅立った今、残した作品たちを繰り返し聞きながら、出会った当時、大柴陽介や周りの仲間達の表現に驚き、だれかれ構わずに彼らを見せたくて、イベントにもよく出演してもらったことを思い出す。

あの頃、刺激の塊で、生で見れる芸術だった大柴陽介の素に、今作で初めて触れることができた気がしている。


大柴陽介をまだ知らない
神様とだれかとだれか

エキセントリックで心優しい、

サイケデリックで初々しい、

ファンタスティックで生々しい、

このファンクな音楽を手にしよう。

音楽がもっと好きになるよ。


ハズレッシヴ ひろ



---大柴君の音源を聴いて


今回大柴君が残した音源を半分以上初めて聴いて、また驚きました。大柴君ってこんなに、頭の中では完璧に音楽が構成されてたんだなぁ、、びっくりするほど複雑で、全然ローファイでなかった。いまだに私の知らない大柴君に会えるんだなぁ、こんな人と一緒にバンドやってたんだ、、笑もちろんただアイフォンに録音されただけのものも、本人はまだきっと人に聴かせる気もなかったものもあって大柴君はここから、もし人に聴かせるのなら、きっとこのままは出さずにユーモアとか足して、照れ隠しをしたはずのものもある。でもこれは大柴君の残したメッセージだ。とても貴重な。大柴君が自分にきいてくる。「君は今もおぼえているかい あの日のことを あいつの顔をおぼえているかい思い出せるかい あいつの顔を そうさ 俺の顔を思い出せるかい俺も忘れたことは忘れるが 忘れないことは忘れなかった俺も忘れたことは忘れるが 忘れない事はいつまでも忘れなかった」
大柴君がなくなる最後の最後に残した曲がやっと聴けた。”こんにちは宇宙人”。やっぱめっちゃスピリチュアルやん。「君に一言言いたい 落ち着け~~~」ふざけんなよ、、、、笑「別にたいしたことじゃないだろう 僕は君を応援してるよ 宇宙から~」マジカルすぎるよ、大柴君。


穂高亜希子 



夜中に起きて一人で作ってたという作品集。
虚しくも可笑しい大柴のオドの力を感じなさい。
祥子さん、関係者の方々、お疲れ様でした。
大柴隊長、良かったね!


mempis demone



大柴君の曲を聴いていると私の重い小さな拘りを打ち砕いて、でっかい世界や更に小さい宇宙にまで繋げてくれる時がある。それは へんてこで、正しくも善でもないけど、とにかく笑えてきて、生きてりゃ なんだか どうにでもなりそうな気になってくる。笑えちゃう自分を思い出すと落ち込んでいても元気が出るんだな。何回聴いても笑えてくるんだから、どうかしちゃってるよBLACK YELLOW PURPLE!!


木村 千秋

Notes

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